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第298回!!青森ねぶた祭り(昭和20年代後半~30年代撮影)
レトロ写真館です。
今回からは、勝手ながら東北地方の観光に一役買いたいと思い、
当書庫(レトロ写真館)では、
東北観光PRを兼ねたレトロ写真発掘に努めてゆこうと意気込んでおります。
ねぶた祭りそのものは、旧津軽藩のお祭りで、
青森ではねぶた、弘前及び津軽地方各地ではねぷたと呼ばれています。
発祥は古く江戸時代とも、それ以前とも言われ、
そのはっきりとした発生由来は憶測の域を出ていないようなのですが、
祭りそのものが行われていたという証拠や文献を遡れば、江戸時代になります。
また、津軽地方の祭りであるため青森県三八上北地方(=南部地方)では行われていない祭りです。
(なのですが。。。南部氏の領地であったはずの下北半島の大湊では行われていたとの事)
中でも東北3大祭りに数えられる、青森市のねぶた祭りは圧巻で、
その規模、観客動員数、迫力、臨場感。。。。。
どれを取っても、東北一(いや。。。日本屈指)の夏祭りだと思います。
東北電力の企業ねぶたはその歴史が古いらしく、戦後間もない頃から資料が残っています。
青森名誉市民の板画家、棟方志功はねぶたが大好きで、欠かさず夏には観覧し参加していたと言います。
自身の板画の原点は青森のねぶた絵と凧絵にあると断言しています。
また棟方は、
青森には津軽地方と南部地方があるが、わたしはその中性的な青森で生まれました。
と語っているところを見た事があるものの、
青森市は歴史上としては、
津軽氏が南部氏から独立した後に開かれた津軽藩の港町であるようです。
ただ、いかんせん歴史上津軽氏はもともと南部氏の配下であった背景から、
津軽地方と南部地方は仲が悪いとされ、
それが皮肉にも独特の文化を双方に生み出すきっかけとなっており、
東北地方でもとくに青森県は、祭りに関しては古くは江戸時代から、
津軽=勇壮。南部=優雅といった違いがはっきりと打ち出されています。
また、それがよそ者の我々の視点から見るに、魅力的にも写ります。
↓*ユーチューブ投稿元のToonippoPress 様及び、東奥日報様に心から感謝いたします。↓
①↓動画は、青森ねぶた祭りの最終日に行われる、
感動のフィナーレ!!海上運航の模様です。(必見です!!)
ねぶた祭りで上位入選したチーム団体だけが、青森湾岸での船上での運行を許され、
バックを海上花火大会が彩る最高のフィナーレです。
是非!!動画をご覧下さい!!
*ユーチューブ投稿元のdolphin3blue 様に心から感謝いたします。
②↓動画は、青森ねぶた中日の昼間の合同運行の様子です。
昼間の合同運行はいちばんシンプルな感じですが、
照明の関係で、同じねぶたでも夜と昼とではまったく違った顔を見せます。
昼間の見所は、回転するねぶたが見れるところです。
*ユーチューブ投稿元のurakokuwa 様に心から感謝いたします
③↓動画は夜間の合同運行の様子です。
夜間はねぶたに照明が灯され(ハリコの内部には電線が入っており電気で発光します)、
勇壮なねぶたを見れるところが夜間の見所で、またハネトのテンションも夜間の方が高いです。
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