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第219回!!伊丹十三記念館(松山市9.18)

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↑伊丹十三記念館の看板です。少々分かり辛くて道に迷い、何度も電話で場所を教えてもらったのですが、
 国道沿いの非常に分かりやすい場所に立地していました(笑)
 建物が黒いため、なかなか気付かなかったといった感じです。
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↑建物は全体的に黒く、建物は1階建てですが、敷地はかなり広かったです。
 横に移っている8のマークの倉庫には、伊丹さんが生前大事にしていた愛車が飾られています。
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↑とても親切な伊丹十三記念館の受付のお姉さんです。
道に迷ったため案内してもらい、又、記念館の見所やポイントなど教えてもらいました。
ブログ掲載の話をしたところ、快く写ってくださいました。まことにありがとうございます。
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↑記念館に入ってまず、伊丹さんからの一声です(笑)
 入ると、テレビが設置してあり、宮本信子さんが挨拶してくれました(テレビでですが。。。笑)
 館内展示物は撮影不可能だそうです。(もしかして、このパネルも。。。。笑)
 
                              
 
こんばんわ。
 
本日も、毎度ながら連続投稿と参ります。
今回は、松山市を旅したときに立ち寄った、伊丹十三記念館です。
 
 
今回の愛媛の旅の2番目のメインです。
(1番は道後温泉でした。。。。)
 
 
伊丹監督の映画に関しては、
実の所、今日現在で、お葬式と、タンポポと、スーパーの女しか見たことがなく、
これから、見る楽しみが増えました(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/satokyu2006/61258213.html ←先日書きました、タンポポの記事です。
 
 
伊丹監督は、昔に味の素のCMで少し見かけたくらいで、
正直なところ、どういう人なのかはよく分からなかっただけに、
記念館に来て楽しい資料を目にできて、嬉しかったです。
 
 
記念館の作りとしては、
13のブースに分かれています。
そして、その一つ一つのテーマにのせて、
また関連資料がユーモアを交えて展示されています。
 
 
これは、伊丹さんが実に多彩な活動をされているからで、
お父さんが監督をしていたから、伊丹さんも監督をしたのではなく、
様々な文化活動をした終着点が映画監督であった気がしてなりません。
(伊丹監督が初めてメガホンを撮ったのは1984年作品のお葬式で、50才の時だったそうです)
 
 
監督になるまでの間、
俳優、放送作家、料理研究、イラストレーター、雑誌編集、エッセイスト、CM作家、
精神分析啓蒙家、商業デザイナー等、多岐に渡る活動を、
独特の好奇心と独創性でやってのけています。
 
 
見た感じ、あくまでも記念館を見ての個人的な感触なのですが、
伊丹監督はいわゆるストイックな感じの天才肌ではなくて、
水木しげるさんに似た、
好きなものに対する真摯な取り組み、
ユーモアを含みながら楽しんで仕事をするといったような、
人間的にゆとりと豊かさを多分に持ち合わせていた天才であったのではないかと思われます。
 
 
 
中でも面白かったのは、
伊丹さんがCM作家であった頃の作品と、
テレビマン(放送作家)だった頃の作品のVTRを流すコーナーで、
じっくりと見入ってしまいました(笑)
 
 
全部は紹介できないのですが、
面白かったのは、1970年に放送を開始したという、
遠くへ行きたいでの活躍です。
同番組は、今もラジオで活躍している永六輔さんがレポーター役を務めていたらしいのですが、
多忙な事から約1年で永さんが降板を希望したらしいのです。
 
 
そこで、伊丹さんに白羽の矢が当たったそうです。
 
 
いくつも番組を制作し、リポーター役をされてたらしいのですが、
一番笑えたのが、
親子丼を発案したという父を持つ山本嘉次郎監督がこぼした意見、
”今の親子丼は堕落している。。。。。”
を聞き取った伊丹さんが、
山本監督に最高の親子丼を食べてもらおうという、ユニークな企画(笑)
 
 
伊丹さんは自ら食材探しに出て、コーチンを買い付けて飼い、
最高の親子丼を自分で作って食べてもらうというもので、
今でいう。。。。鉄腕ダッシュみたいな企画。
 
 
 
また、
CMも伊丹さん自ら考案して自分自身で出演というスタンスがメインで、
愛媛県ローカルのCMであった一六タルトのCMも、
数え切れないくらいの種類がある中全て出演しているというこだわり。
 http://blogs.yahoo.co.jp/satokyu2006/61249913.html←一六タルトさんでの伊丹監督展示ブースです。
 
こういった含蓄の集大成が、映画監督業に凝縮されているような気がしました。
 
 
 
伊丹監督を見ていると、
何事も楽しんで楽しんで、楽しみきるといった感じが本当に尊敬できます。
 
よく、職場とかで、
仕事を楽しむとか、楽しみながらやるといった価値観は封殺され、
忙しそうに振舞う、忙しくしないと社会人ではないかのような風潮が、
日本の企業で蔓延しているかと思うのですが、
人間、本気でやるという事は、本人が楽しめてるからではないのかと思うのです。
 
仕事よりも、遊びの方が夢中になれる人は多いと思うのですが、
遊びを忙しそうに振舞って行うヤツなどいないと思うのです。
 
 
少々、強引なまとめ方ではありますが、
伊丹さんの場合は、映画、CM,作家としての活躍そのものが、
自身が楽しんで仕事をしているが故に、
役者さんをも楽しませ、また見るものの好奇心を引き立たせるだけではなく蘇らせてくれる。。
 
その生き方がとても魅力的に写りました。
 
伊丹監督が早世であった事が心から悔やまれます。
なので、記念館を通してこれからも伊丹さんの作品の数々を語り継いで欲しいです。
 
 
実に充実した、記念館でした。
松山にまた来る事がある際は、また是非。。いや必ず行きたいと思っています。(館内の皆様。ご説明ご案内ありがとうございました。)
 
 
さときゅう
 
 
↓ユーチューブからの発見なのですが、伊丹夫妻のジャワカレーのCMです。
 お宝映像なのではないでしょうか。。。。
 
 *ユーチューブ投稿元のviolet2040 さんに心から感謝いたします。
 
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タンポポ(1985年=伊丹プロ)

 
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            ↑この映画のポスターは伊丹さんの作画によるもので、原画が伊丹十三記念館の、
             併設されている喫茶、タンポポで飾られていてゆっくり見ることができます。
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↑タンポポの最初のワンシーン。ガン(渡辺謙)が、ラーメンの食べ方なるものを本で読み、
回想するシーンで、大友柳太郎は先生役。ラーメンのチャーシューに向かって、
”あとでね”って囁くシーンにはズッコケる。
イメージ 3
 
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↑伊丹十三記念館内にある、喫茶タンポポさんで食べた、十三饅頭&タンポポ珈琲です。
十三饅頭は宮本信子さんが考案した記念館では名物になっているお饅頭だそうです。
タンポポ珈琲はおそらく、日本でも珍しい事に、珈琲豆を使わずに、
タンポポの葉や茎を焙煎させて作ったという、正真正銘の、タンポポ珈琲でした。
味はやはり(笑)従来の珈琲とは異なり、独特の風味がしました。酸味は薄い感じです。
 
イメージ 5
↑笑顔が素敵な喫茶タンポポのウエイトレスさんです。
ブログ掲載の話をしたところ、快く写ってくださいました。ありがとうございます。
映画タンポポの配役の話や、宣伝用のポスターの話を聞かせてくださいました。
ゆっくりと館内を見た後、珈琲を飲んでくつろいできました。
 
 
 
 
 
 
 
おはようございます(って、もう昼なんですが。。)
貧乏ブログのお時間です。
 
 
今回は、趣向を変えまして、映画の紹介を致します。
愛媛県松山市の、伊丹十三記念館の記事を更新しようと思ってたんですが、
その前置きとして、伊丹映画の中でも一番好きな映画、タンポポの記事を書いておこうと思った次第です。
 
 
http://blogs.yahoo.co.jp/satokyu2006/52780033.html←以前書きました映画”スーパーの女”の記事です。
 
恥ずかしながら、いまだにマルサの女を見たことがないのですが、
タンポポは、今まで観た映画の中でも指折りに好きな映画で、
もう、かれこれ10回は見ました。
この映画がきっかけでラーメンの食べ歩きもしました(笑)
ではでは、内容と参ります。。
 
 
 
 
とはいえ、この映画の内容は、説明すると数行で終わっちゃうかもしれませんが。。(笑)
 
 
 
 
この映画の主人公は、たんぽぽ(宮本信子)という名の女性です。
夫に先立たれ、夫がやっていたラーメン屋を切り盛りしながら子供と暮らしてるのですが、
そのラーメンが、不味く、深夜の客はゴロツキばかりという有様。
 
 
そこに偶然トラックの運転手ゴロー(山崎務)とその助手ガン(渡辺謙)が客としてやってきます。
ところが、食事中のゴローと、店にいたゴロツキとそのリーダー(安岡力也)が口論となり、大喧嘩。
倒れたゴローをたんぽぽが介抱したことがきっかけで、ラーメンの話題となり、
そこで、朝飯を食べに来たガンが”はっきりいって、まずいです!”といった事がきっかけで、
たんぽぽのラーメン屋としての特訓が始まります。。(笑)
 
 
 
この映画の面白いところは、たんぽぽを一人前のラーメン屋に育てようとするメンバーが、
まるで七人の侍をみているような、偶然が引き合わせたメンバーになってる事です。
 
 
 
食堂で喉に餅を詰まらせたのを助けてもらったお金持ちの先生(大滝修治)が、
命の恩人を助けないわけには行かないでしょうと言って送り込んだ、食通の運転手ショウヘイ(桜金造)、
病院を営んでいたものの人が良すぎて乗っ取られ、今ではホームレスをしながら、
食の研究に余念がないという、先生(加藤嘉)がこれまた映画に絶妙な味を付けています。
 
 
 
また、この映画は、
このラーメンの話を主軸にしながらも、様々な食のエピソードがちりばめられています。
その一つ一つの人間につながりはないものの、
人の人生の中で、食べるという事はきわめて大きなウエイトを占めていて、
コレなしでは生きてはいけないんだという、ユーモアにあふれた伊丹さんのメッセージが受け取れて、
楽しいのです。
 
 
 
中でも、役所弘司のヤクザ役は、衝撃のエ○シーンも含まれるんですが、インパクトがあります。
(さすがに、詳細はここでは言えませんがね~。。。。)
この白服の男は、死ぬ時まで食べ物の事しか興味がないといった感じなのです。
個人的には、この映画を初めて見たのが中学の時でテレビで家族で見ていて、
役所弘司のシーンになったら、親にチャンネル変えられた為、違う意味でも思い出があります(笑)
 
 
 
また、仕事帰りの親父(井川比佐志)が、妻が危篤で家に走って帰り、
無理やり炒飯を作らせて、子供三人と一緒に食べながら妻を見つめて、
”おいしいぞ!かあちゃん!”と言うエピソードとか、
 
 
笑える話だと、高級スーパーに来た老婆(原泉)が、果物やらパンやら、チーズやらを、
買わないのに手にとってぐちゃぐちゃにしてしまい、それを追いかけて、
ハエたたきでひっぱたく店長(津川雅彦)の話や、
東北大学教授を語らいネズミ講に引っかかったフリをして、
騙した相手を騙し返して、捕まった老詐欺師の北京ダックに執着する話なんかがあります。
 
 
また、餅を詰まらせたお金持ちの老人(大滝修治)が、タンポポたちを接待して、
すっぽん料理をご馳走するシーンなんかもかなり面白かったです。
 
 
ホームレスの先生(加藤嘉)の弟子がたんぽぽの子供のターボー(池内万平、伊丹夫妻の実の子)
を連れて深夜のレストランの厨房に侵入してオムライスを作ってあげるシーンや、
 
 
先生を送り出す時の、”仰げば尊し”の合唱など、
笑いと感動がこみ上げてくる、ムービーです。
 
 
また、山崎務の演技が絶妙です。
山崎さんのイメージは、黒澤映画の中では、
赤ひげの佐八役よりも、天国と地獄の犯人役の方が強烈で、悪役をやらせたら秀逸なイメージが、
タンポポでは、一気に逆転した感じで、圧倒的なな存在感があります。(名優だと思う!)
http://blogs.yahoo.co.jp/satokyu2006/37609350.html←以前記事にしました黒澤映画”天国と地獄”です。
 
 
また、黒澤映画好きの自分としては、微妙に。。。なのですが、
映画”どですかでん”に似た話のもって行き方が感じられ、それがまた好印象でした。
 
 
また、ちょい役にも関わらず、豪華な俳優陣を使っています。
 
 
最期に余談なのですが、
この映画には高見映さん(NHK教育、できるかなの、ノッポさん)がホームレス役で出演しており、
又、渡辺謙、役所弘司が出演していますが、二人とも当時はまだ無名。
それを考えると、伊丹監督は役者を見る目が相当肥えていたのではないかと思います。
(伊丹十三記念館で珈琲飲んでた時に、ウエイトレスさんもそう言ってました。)
 
 
言わずと知れた話しかも知れませんが(笑)、タンポポ役の宮本信子さんは伊丹さんの奥さんで、
タンポポの子供役のターボーは伊丹夫妻の次男なため、
家族で楽しんで造った映画であるといった、感もあります(笑)
 
 
ユーチューブにて予告編を貼りましたので、
皆様、暇潰しにでも是非見ていってくださいね~。
 
 
 
名作です!!
騙されたと思って見てみては如何でしょうか!
ハマリますョ!!
 
ではでは。。。。。。。。。
 
 
 
 
さときゅう
 
 
 
 
*投稿元のmakendokさんに心から感謝いたします。
 

スーパーの女(伊丹十三遺作)

久しぶりなんですが、
映画の記事をかこうかなぁ、、、と。
(とはいえ、黒澤映画ではないんですが、、、笑)


最近の、食品偽装の問題を見ていたら、
この映画って、物凄く、今を言い当ててるなぁ、、、、っておもっちゃって。


この映画は、
とある売れないスーパーを、
たまたまそこを通りかかったおばちゃんが立て直すという、
”タンポポ”のスーパーマーケットバージョンみたいな映画です。


売れなくてどん底にいたスーパーが、
売れるスーパーへと転進していく姿が、
なんとなく、売れないラーメン屋が変わっていく姿に似ていたもんで、、、、。


また、この映画の面白いのは、
スーパーの内側が覗けるところ(笑)


まず、魚なんですが、
刺身にして売るんすが、
残ったら焼き魚、
それでも売れなかったら、揚げ物となり、
最終的に捨てられる、、、、とか。


惣菜コーナーの揚げ物が売れなかったら、
その惣菜は弁当のおかずとなり、
それでも売れなかったら、揚げなおして、、、、、とか。


こわーーーーーいバックヤードが見えてきます。
(全ての店がそうだとはいわないですが、、、、汗)


一番きわどいのが、
鱈子のおにぎりの中身が鱈子じゃないっていう話や、
半額のシールを貼る時、
実は定価を上乗せしているというテクニック。


消費者の立場になってないスーパーの姿です。


安く買いたいか、
いい物を買いたいか、



隣町のスーパーとの死闘が始まるわけです。


物凄く狭い視野の中で、
物凄く面白い心理戦、戦略が繰り広げられていて、
かなり面白いです。


嘘はいずれ消費者にバレ、
消費者は離れていく。
一度失った信頼は、よっぽどのことがない限り、
戻っては来ない。


まさに、今よく報道に出る、食品偽装そのもの。
天洋食品の今日の会見、まずかったですね。
現に被害者が多発しているのを棚に上げて、
ああ言った事を社長が言ってしまうと、
最終的には従業員が路頭に迷ってしまう。


それを考えると、
今見てもすんごく新鮮な映画ですョ。


また、伊丹映画では異色作です。



伊丹さん、本当にもったいない。
もっと長生きしてほしかったです。



さときゅう

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